人生60年経つけど、「男が男に惚れる」というシチュエーションはそう滅多にありません。健さんは私にとってその数少ない「男が男に惚れる」人です。キザな言い方をすれば今でも私の心の中でしっかりと生き続けています。
「あなたに褒められたくて」
ところで私は健さんのエッセイを持っていますが、今でもたまに読み返すことがあります。「あなたに褒められたくて」と言うタイトルのエッセイ本ですが、読めば読むほど健さんの人柄がにじみ溢れてきます。
読んでいて思うのはやはりこの人は「不器用」ですね。もちろん良い意味で言ってます。この「不器用」さが健さんの魅力でもあるわけですが…
エッセイの中に「小田先生のこと」という小学校時の先生(女性)とのやり取りの話があるのですが、購入してぜひ読んでいただきたいですね。これは内容が素晴らしいですよ。もちろん他も素晴らしい内容ばかりですが。人生でこういう人に出会えただけでも非常に価値のあることだと思いますね。
転身
若かりし頃は任侠伝で人気を博した健さんですが、この人の真骨頂はやはり1980年代に入ってからではないでしょうか?ヤクザ映画から転身して「カタギ」の役を見事に演じるようになりましたから。
私が健さんの映画を始めてみたのはあの「幸福の黄色いハンカチ」でした。この映画を見てから健さんの映画を片っ端から見るようになりました。当時私が確か19歳の頃。
映画の中で武田鉄矢が運転する赤のファミリアがとても印象的でした。当時人気車種でしたしね。武田鉄矢はこの作品が映画デビューでしたっけ?
私の関連ブログでも健さんの映画について記事にしています。こちらも合わせてどうぞ


1年前の記事
ちょうど1年前の記事だが(少し古いけど)例の養女のことや実妹とのやりとりを報じています。健さんが亡くなった当時週刊誌がこの養女のことを盛んに記事にしていたことを思い出しました。
流石に最近はあまりこのことを報じなくなったけど、妹さんは少し可愛そうな気がしますね。
まとめ
4回忌だからといってあまり暗い話題にはしたくありませんでした。亡くなった人はもう帰ってこないしね。それよりも健さんが私に残してくれたものがあまりにも多かったので書いてみようと思いました。本当に素晴らしい男性でした。
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